生根神社

奥の天神 生根神社-大阪市住吉区
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奥の天神 式内大社 生根神社御由諸 御鎮座 大阪市住吉区住吉2丁目3番15号

御祭事 少彦名命 祭日 10月9日(例大祭) 7月9日(夏渡御祭)
御由諸

当社の創立時期は不明であるが、延喜式神名帳(西暦927年)に官幣大社として記録されており、 古来より有力な神社であった。
特に豊臣時代には、豊臣秀吉の側室淀殿の崇敬社として、片桐且元が奉行となり現在の御本殿が寄進されている。 (大阪府指定重要文化財)
当社は古くから住吉郷の郷社であったが、江戸期に神宮寺とともに住吉大社の管理となり、 明治5年に再び郷社に戻り現在は大阪市住吉区と住之江区に連なる地域の氏神様として多くの氏子崇敬者から信仰されている。
また、別名「奥の天神」(奥天社)は住吉大社の奥の天満宮を称したとも、沖の天津神(少彦名命)から出た名称ともいわれている。 さらに古伝によれば、少彦名命は造酒の祖神であり神功皇后も当社で酒を造り、住吉三神に献ぜられたといわれている。

御本殿 御本殿
建造物
御本殿

大阪府指定 重要文化財
完全なる桃山時代の建築様式を残し、切妻千鳥破風木造桧皮葦極彩色の建造にて、
慶長五年~七年頃豊臣秀吉の側室淀殿の指令により建設されたものである。

拝殿

総木曽桧材にて桃山時代の建築様式を取り入れ、昭和十一年に改修。

天満宮(摂社)

徳川時代には「紅梅殿と称され(住吉名所図会)」一間社流造で現在の建物は江戸時代の後期の建物である。 殿内には室町時代に制作された菅原道真公の坐像(大阪市指定有形 文化財)が安置されている。

境内末社 龍王社 塞神社 種貸神社 稲荷社
天満宮(摂社)